SVホルン棚ぼた昇格

2015・16の欧州サッカー開幕前にACミランの背番号10の本田がオーストリア3部のSVホルンを買収し実質的オーナーとなり、5年後の2020年にはチャンピオンズリーグの参戦を目指すと言い、世間から懐疑的な目で見られていた。

オーストリアの3部リーグから5年後のチャンピオンズリーグに出場するためには、4年後にオーストリア1部で優勝するか3年後にオーストリア1部で2位か3位になり、ヨーロッパリーグに出場し優勝するかが主な手順。

477_originalすると、少しでも早く1部リーグに所属しなくてはならないため、誰が見ても実現困難な計画であり、本田本人も認めていた。もともとSVホルンも2部と3部を往復しているチームなので1年目での2部昇格は確実視していて誰も気にも留めずコンサドーレ札幌FWの榊が加入されても静観されていた。

しかし、オーバートレーニングシンドロームで休んでいた日本代表の権田を獲得し出場2試合目での骨折した2016年3月からチームの状況は険しさを増した。

2016年入ってからは首位を維持できなくなっており監督の解任・スタメン選手の無断欠席・主力選手の靭帯損傷など得失点でかろうじて首位であった。
2部への昇格ができなければチームは赤字となることは当初より噂されており代表クラスの選手獲得も2試合目での骨折で経営陣は肝を冷やしていたはず。

5月に入り勝ち点差を2に広げ残り4節は負けられない試合で緊迫するなと思っていたとき、2位のチームが昇格ライセンス所得に失敗したという朗報が報道される。

この手に汗握るSVホルンの経営は棚からぼた餅の形でひと段落をつけられた。本田圭佑とは土壇場で運を味方にする男だとつくづく感じさせられる。